【証券アナリスト第一次試験】ま…ダメかな

試験日。勉強しても勉強してもいまいち頭に入らないもどかしさと、例によってあまり眠れず寝不足であった(別に緊張してるわけでもないんですが試験前日は目が冴えてしまうんです)ために、テンションは下の中くらい。証券アナリストは年1回しか試験がないため、今を逃すと第二次試験がかなり遠くなってしまうので、ぜひとも今年受かっておきたいところなんですが、この調子では…どうだか。
証券アナリスト第一次試験は、「証券分析」「財務分析」「経済」の3科目からなります。全部マークシート式の択一試験で、3科目全てに合格すると第一次試験突破となります。とはいえこれら3科目は一度の試験で全て揃えなければならないわけではなく、科目合格が認められているので、【税理士】みたいに1科目ずつ揃えていくこともできます。証券アナリストの場合は、確か科目ごとの有効期限が3年だかだったような気がしますが。で「財務分析」「経済」は試験時間90分、90点満点なんですが、「証券分析」は180分、180点満点で、他2科目に比べて2倍のヴォリュームになっています。合格基準は各科目正答率60%ちょいくらいで、合格率は各科目40%ちょいくらいらしいんですが…。
試験会場は慶應大学三田キャンパス。早稲田や明大はしょっちゅう行くんですが、慶應での資格試験は初めてだなあ。というか三田の地に降り立つこと自体めったにないし。なのになぜかデジャヴを感じてしまったんですが、そう言えば高3の夏、東大を見に上京してきたとき、慶應もついでに見に来て陸上部の先輩に案内してもらったときに来たのがここだったような気がします。そうか、あれからもう…(遠い目)。今回の試験は、中高の同級生で現在某都市銀行の都内の支店にお勤めの友人と一緒に受けたので、昔思い出し度倍増。あぁあ(略)
比較的ギリギリ気味に試験教室に入りました。既にほとんどの座席は埋まっていたんですが、何かちょっとした違和感が…。普通の資格試験では、座席に受験番号を書いた札が貼ってあって、自分の番号の札が貼ってある座席を探して座るんですが、証券アナリストはいわゆる「自由席」なのです。そんなバカな。まあ確かに、「指定席」形式にする必要は必ずしもないかも知れませんがね…。今まで受けてきた資格試験で自由席形式なのあったか?…と思ったら、そういえばあったなあ、【アマチュア無線技士】。まあ、いいか。
午前中は「証券分析」。これ、上述したようにキモになる科目なわけなんですが、一番自信ありません。解けないこたぁないけど、むずいよ。証券市場の時事問題とか、産業動向分析とか、企業のファンダメンタル分析とか、デリバティヴとか、金融工学とか、投資理論とか、まあ確かに株やるんだったら知っとかなきゃねという分野からどっさり出題されます。デリバティブとか投資理論とか統計学はまあそれなりに勉強したことがあるのでまあいいんですが、金融工学のベータとかボラティリティとかデュレーションとかコンベクシティとかいう概念がいまいち理解できてないんですよねえ。まあ持てる力を振り絞って解きましたけど、隣の奴は貧乏揺すりしてて机が振動するし(というか試験の途中でトイレ行きすぎ)、試験監督は大声で何か相談したり確認したりしててうるさいし(もっと声を潜めてしゃべれというかマイクを切れ)、電卓を叩く音はうるさいし(会計系試験の宿命)、時間は不足気味だしで大変でした。3時間もある試験でしたが、あっという間に終わってしまったなあ。出来は微妙。6割?さあ?
昼休みを挟んで「財務分析」。これはまあ楽勝なんですけどね。財務分析は【建設業経理事務士】でさんざん勉強したので、バッチリですよ。今さら流動比率とかROEを算出せよと言われたところでなあ。でも連結とか税効果会計はもっとちゃんと勉強しておかないといけないなあと思いました。20分くらい余ったので死んだふりをして過ごす。
ラスト、「経済」。まあどっちかというとマクロ。マクロはあまり得意じゃないんですけどね…。伊藤先生もよく僕なんかにA+をくれたものだ。数値計算はいいけど、「古典派の理論によると…」とかいう理屈っぽい問題とか時事は苦手です。出来はやっぱり微妙…。
…ということで、「財務会計」はまあ大丈夫でしょうけれど、あと2科目は微妙〜。合格率4割の試験で落ちたくはないけれどね。暇だったはずの4月上旬に遊びすぎたのかなあ。まあ、ダメならダメでまた来年頑張りましょう。