【ロシア語能力検定4級】精神衛生上よろしくない

試験日。つーかこの1週間はかなりロシア語漬けで過ごしたので頭ん中はかなりロシア語モード。でもあまり寝れてないので体調はあまり良くない。経堂はちょっと遠いなあ。片道380円もかかるなあ。
試験会場は経堂の南口の商店街からちょっと外れたところにある、東京ロシア語学院という語学学校。試験教室は普通の高校とかの教室くらいの広さの部屋だったんですが、座席は「自由席」。きたよ。自由席かよ。なんか受験者さんたちがワイワイ話していたりして、普通にこの語学学校に通っている内部生が多いのかなあという感じ。人数は全部で50人とかそんなもん、男女比はほぼ同数くらいで、年齢層は下から上までさまざま。けっこうな齢のおっさんもいますが、なんと制服来た女子高生(中学生の可能性もあるけど)がいる!…何なんだ。資格試験というのは制服を着て受けるものなんですかね。というか自由席だと、お友達で隣同士に座ることができていいですね。ふんだ。
ロシア語検定4級は、「文法」「露文和訳」「和文露訳」「朗読」の4科目からなり、各科目で6割以上の正答率をマークすれば合格。一番簡単な級の4級から和文露訳とかをやらせるあたり、数ある外国語検定の中でもかなり敷居の高い部類に入る*1。というか文章をスピーキングしてテープに吹き込む「朗読」とか、かなりありえない。しかも各科目それぞれで6割とんなきゃいけないらしいので全体的にまんべんなく勉強しないといけないし。一体何なんでしょうね。受験料も7,000円と高いし*2。そのくせ合格率は80%くらいとかなりの高水準らしいので、採点は甘いのかも知れないと勝手な期待を抱く。
最初の90分で文法と露文和訳と和文露訳。まず和文露訳から取りかかる。ここでコケると残りをどんなに頑張ってもダメなので、集中的に勉強してみたんですが、まあそこそこ勉強の成果は出た感じ。ただ単語力が追いつかなくて、ところどころ穴があいた感じ。うーんまあ6割くらいならなんとかいけてんじゃないかなあ。
じゃあ次、露文和訳。露文和訳は過去問とかを見てみた限りでは語彙的にはそんなに難しいことはないかなという印象だったので、それほど勉強してきたわけではなかったんですが、いざ解いてみると意外とわかんない単語が多く、和文露訳よりも穴が多い感じに。少々へこむ。でもまあ和訳なんてものは適当に前後の文章の流れから内容を類推してでっち上げることもできなくはない*3のでね。まあ適当に書いておきました。
最後、文法は、けっこう幅広い種類の問題が出題されて、

  1. ある文字(アルファベット)の発音が他と異なる単語を選ぶ問題。四択10問。
  2. アクセントの位置が他と異なる単語を選ぶ問題。四択10問。
  3. 空欄に当てはまる人称代名詞を、男性単数・女性単数・中性単数・複数から選ぶ問題。四択10問。
  4. 単数形の名詞を複数形に変化させて、さらにアクセント位置を示す問題。記述10問。
  5. 文中の名詞句を、適切な格に変化させる問題。三択15問。
  6. 提示された疑問文に対する答えとしてふさわしい文を選ぶ問題。三択5問。
  7. 動詞を主語の人称・単複に応じて変化させる問題。記述20問。
  8. 提示された文を過去と未来の文に変化させる問題。記述。5文×2種類(過去・未来)=10問。

という感じ。どんだけボリュームたっぷりやねん(泣)。記述多いし。まあ3と6は楽勝だし、他もある程度問題のパターンは決まっているので、少なくとも時間が足りないなどということはなかったですが。6割くらいならまあいけてるんじゃないかなあ。
続いて、朗読科目。うえー。きたよ。受験者が一人ずつ別室に入って録音装置に録音するとかそういうことはなくて、全員にテープレコーダーが配られ、筆記試験そのままの座席で各自テープに吹き込むことになります。100語ちょいの文章が配布され、最初に3分間自由時間が与えられ、単語にルビをふったりすることができ、その後5分で内容をテープに吹き込みます。早く終わった人は2回目を吹き込むのも可です。で開始の合図と同時に試験室内はロシア語の嵐。皆必死なんで、恥ずかしいとかそんなこと言ってられません。周りを気にしている余裕などないっす。家で過去問を使って練習してみた感じでは、全部読み切るのに3分半くらいかかったんですが、自由時間の3分でできる限りルビを振っておいたので2分半くらいで全部読み終えることができ*4、ちょっと間を置いて2回目の朗読の半分くらいを吹き込んだところで終了。くはー。疲れたー。こういう試験はやりたくねえなあー。あとは天に任せるのみ。自信は無くはないけど、どんなもんかねえ。

*1:択一式の問題しかない試験もあるしね

*2:というかこの3連休に受ける3つの資格試験の受験料を合計すると35,900円…改めて気付いて愕然

*3:高校英語の英文和訳とかもそんなもんよね

*4:ロシア語はときどき無駄に長い単語があったり、「o」がアクセントがあるときとないときで音が変わったり、子音が位置によって有声化したり無声化したりするので、慣れていないとすらすら読むことはできず、ところどころどもりながら読むことになる。この朗読試験でも、そういうoの発音とか有声化・無声化ができているかどうかというところをみているのだと思う